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"無料" はいかにわたしたちの利己心に歯止めをかけるか【予想通りに不合理】

この問題提起は、行動経済学研究の第一人者である
ダン・アリエリー(Dan Ariely)」が書いた書籍

 

予想通りに不合理

 

 

 

という本にて書かれているものです。

今回はこの本を紹介したいと思います。

 

ダン・アリエリー

行動経済研究の第一人者。

ノースカロライナ大学で認知心理学の修士号と博士号、

デューク大学経営学の博士号を取得。

その後、MITのスローン経営大学院と

メディアラボの教授職を兼任した。

ユニークなその実験研究により、

イグ・ノーベル賞を受賞している。

2008年に刊行された本書「予想通りに不合理」は

米国各メディアのベストセラーリストを席巻した。

このように、

日本ではあまり知られていませんが、海外では大変な

反響を呼んだ一冊なんです。

 

ワクワクする研究の数々

ダン・アリエリーは数々の面白い実験を行いました。

まずは目次に載っている面白い見出しを紹介しましょう。

 

  • なぜ真珠の値段はーそしてあらゆるものの値段はー定まっていないのか
  • なぜなにも払わないのに払い過ぎになるのか
  • なぜ楽しみでやっていたことが、報酬をもらったとたん楽しくなくなるのか
  • なぜ心が予測した通りのものを手に入れるのか
  • なぜ1セントのアスピリンにできないことが50セントのアスピリンならできるのか
  • なぜわたしたちは不正直なのか、そして、それについて何ができるのか

 

見てもわかるように、私たちが日々の生活を送る中で、

 

ふと疑問に感じる出来事

 

を実験テーマに選んでいるところが、面白いところです。

どのテーマについての研究も、科学的であったり難し方法ではなく

 

ざっくばらんに、楽しさを第一に考えた実験方法

 

で行っているので、

 

読んでいて絶対に飽きない

 

そんな一冊です。

 

わたしたちを動かす力

本書にて、わたしたちが行動する際の原動力となる力

について、筆者はこう述べています。

 

 

この本で紹介した研究から一つの重要な教訓を引き出すとしたら

わたしたちはみんな、自分が何の力で動かされているのか

ほとんどわかっていないゲームの駒である、ということだろう。

わたしたちはたいてい、自分が舵を握っていて、

自分が下す決断も自分が進む人生の進路も、

最終的に自分でコントロールしていると考える。

しかし、悲しいかな、

こう感じるのは現実というよりも願望

ー自分をどんな人間だと思いたいかー

によるところが大きい。

 

 

自分たちが行動をするときに考えていることと、

その行動の原因は、実は異なっている

 

と述べられています。

この文章は事実だと、「予想通りに不合理」を

読み終えた私は思っています。

 

行動経済学って???

行動経済学では人は

 

  • 身近な環境から余計な影響を受けやすい
  • 関係のない様々な形の不合理性にも影響しやすい

 

このようなものであると考えた上で

人の行動について考える学問

のこと。

 

”無料”はいかにわたしたちの利己心に歯止めをかけるか

 これを行動経済学的に検証するための実験では

 

キャラメル

 

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がつかわれた。キャラメルと学生による実験でした。

実験の内容については読んでみてほしいのですが、

結果としては、

 

 

やりとりに金銭が絡まないとき、私たちがあまり利己的欲求をせず

 

 

他社の幸福をもっと気にしはじめる。値段がゼロのとき、

 

 

学生がキャラメルを、自制して少ししか取らなかった

 

 

ことがこれをよく表している。

 

 

値段がゼロだと製品(今回の実験ではキャラメル)は

 

 

より多くの人にとっより魅力的になるものの、

 

 

同時に人々はほかの人のことをもっと考えたり、

 

 

気にかけたりするようになり、ほかの人の利益のために

 

 

自分の欲望を犠牲にするようになる。

 

 

このように、

 

無料という言葉に私たちの行動は

ある程度支配されている

 

といえるんですね。つまり、

 

言葉が無限にありふれたこの世界で

日常を過ごす私たちは、自分が意思を操っているように

感じながらも、実は言葉といった環境にかなり

大きな影響をうけて行動を起こしているんです。

 

まとめ

今回の記事では、ほんの一部だけ紹介させてもらいました!

 

実験の内容についても書きたかったのですが、

それを書いてしまうと面白くないかなあと思います。

 

自分たちが1つ1つの行動をする中で

どんな深層心理があり、どんな目的で自分たちは

動かされているのだろうと疑問が生じれば読んでみるべき

一冊であると思います。

 

まだポピュラーな学問ではないので、

今後発展が楽しみです。

 

 

 

アリエリー教授の人生相談室──行動経済学で解決する100の不合理

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